tozangezan's diary

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大学/大学院の間に読んだ本

sigma425.hatenablog.com

これを読んで、こういうふうにまとめるのいいなと思ったので僕もやってみようと思います。このリンク先はかなり(特にモチベのある人にとって)役に立つと思います。僕はといえばかなりカス競技プログラミングばかりやっていたので、一般にオススメできる本ばかりでもありませんが、まあそもそもおすすめのためというよりかは備忘録なのでご了承ください。

高校生や18歳未満に見せられなかった記憶がある本には🐺をつけています。

語学

実用リアル・モンゴル語【CDブック】

読み物感のある語学書はあんまり真面目に勉強しようとしなくても教養が深められて結構すき。これもその一例。結構説明多いけど

フィンランド語のしくみ《新版》

しくみシリーズは取り扱う文法事項とかの分量もかなり少なく、本当に読み物という感じがする。これで興味を持ったら他の本で勉強してください、という誘導のための本でしょう。

しっかり学ぶフランス語文法

個々の前置詞とかの説明が多いんだけど、これで体系的にフランス語文法を学ぶのは結構大変な気がする。練習問題も少ないし。

アイヌ語文法の基礎

アイヌ語の文法についてここまでしっかり書いてある本はかなり少ないんじゃないかと思う。読み物とかは逐語訳がついてるため読めている気分になれる

フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!

上記の読み物感枠のフランス語版といえばこれだと思います。これは分量的にもフランス語の概要を紹介するのにちょうど良いと思う。

表現のための実践ロイヤル英文法

巷の人間がよく英文法が大事だ、日本人は英文法の勉強が足りない、とか言うので買って読んでみたんですが、ほぼ全部知ってる内容でした。こういうのにも登場しないような文法事項を使うと他の非母語話者を混乱させるだけなのでよくないと思います。

学業

群集生態学―生物多様性学と生物地理学の統一中立理論

中立理論について勉強するなら、もしくはしなくても、理論生態学をやる人は読むべき本だと思う。

イヌワシの生態と保全

あんまり覚えてないけど確か縦書きで社会の話が多めだった気がする

教養

生まれる地名、消える地名

軽め。ひたすら瑞祥地名とかに筆者が文句をたくさんつけてた気がする。

日本全国「県境」の謎

軽め。廃藩置県の話とか。今にも残る謎の県境の話とか。

日本列島飛び地の謎

これも軽め。見ての通り飛び地について淡々と経緯とかが語られている。

地理・地図・地名からよくわかるニッポンの謎87

これも軽め。ここら辺の4冊はよくある文庫本的なやつで、あんまりガチで市町村関連のことに興味がある人には向いていないと思う。

平成の大合併と地域社会のくらし――関係性の民俗学

かなり真面目なケーススタディ。合併で学校がなくなるとか船が廃止になると若い世代が消えるとかそういうケースが全国各地で点在しているらしい。

アメリカ先住民女性の現代史―“ストロング・メディスン”家族と部族を語る

タイトルにあるようにアメリカ先住民女性のある人がどういう風に過ごしてきたかみたいな話をインタビューしてまとめました的な話。アメリカの先住民の文化は日本人と近いと同時に遠いような不思議な距離を感じる。

人狼変身譚―西欧の民話と文学から

中世〜近世のヨーロッパ(特にフランス)とヌーベルフランスを中心に、人狼民話に関して集めた本(学術書?)。

エスキモーの民話

環太平洋〜グリーンランドまでの北方民族の民話をたくさん集めて並べた本。アイヌ民話とかもある。カナダでKwakwala語の授業を受けていた時、教授の研究室にこの本の原語版があってびっくりした。

ロビン・フッド―中世のアウトロー

ロビンフッド伝説の起源に関しての考察を検証する歴史学的なまとめ。初期のバラードのあらすじ紹介もなされている(ネット上でも原文を見つけられる)。原文の綴りが古くて読めないよ〜

Татар тарихы

タタール人の(特にカザンハン国滅亡までの)歴史概要。タタール語・ロシア語・英語で全く同じことが計3回書かれているが、タタール語のところだけ読んだ。

英語

🐺Out of Position, Isolation Play, Divisions, Uncovered, Over Time, Titles

アメフト選手の虎獣人と活動家の狐獣人。全般的に好き。
Titlesは去年の12月に出たばっかり。すごく最近読んだ。気がついたら第1作から10年くらい経ってて登場人物たちがくたびれてるし昇進してる。時の流れは残酷です。

🐺Ty Game

上の番外編。結婚しろと迫られる日系の狐獣人のアメフト選手がどうのこうの。この本だけサインつきの物理的な本を持ってる。

🐺Tales of the Firebirds

上らへんの番外編まとめ。12個くらいの短編集。各所に散らばっている短編を集めてちょっと付け足した感じ。

🐺Love Match: Volume 1, 2

テニスのプロを目指す高校生のジャッカルとチーターが生活する的な。読んでて楽

The Time He Desires

上の番外編。ニューヨークの再開発、イスラム教徒の移民、同性愛者の息子と、よくもまあいろいろテーマを詰め込みましたね...

🐺?Waterways

高校生が普通に恋愛する話だったと思う。あんまり洗練されていなくてテーマ性がよくわからない。

🐺Volle

今度はファンタジー的な。ファンタジーは好きなので長ったらしくてもちゃんと読み進められる。

The Saga of Darren Shan No.1, 2, 3

結構推す人がいるので読んだんですが、僕個人としてはもっとボリュームがほしいところです。あと図書館に4巻がなかった

Lionboy, Lionboy: The Chase

猫語がわかる少年が誘拐された両親を探しにヨーロッパを旅して回ったりする。ほのぼのしてるのになんともいえない超現実的な要素があるの不思議ですね...不思議じゃない? これは三部作なんだけど3冊目が見つかっていません

Eragon, Eldest, Brisingr, Inheritance

がっつり分量の多いファンタジー小説。普通に面白いしすき。ただ語彙が難し目。UBCの友達も好きな本らしく、いろいろ盛り上がった。

🐺Slave Trade

これもファンタジーかな。電話帳みたいな厚さの本でBrisingrと比べ物にならないほど長くてもう草。基本的に物語の展開が遅いこと以外は、不思議な点が最後に解決するところとか面白いね。

🐺?Wolfsong

それなりに好きだがあんまり記憶にない。

🐺Werewolves of Chernobyl

かなりオモロイ。もしチェルノブイリの放棄された村に人狼が集落を作ってたらって背景がもうヤバイし人狼たちはいまだにソ連があると信じているところもヤバイ。あと主人公が有能だね。

The Howling Trilogy

映画にもなったThe Howlingの原作。映画は知らないけど。三部作の1、2部と3部は全然違う話で、3部の方が面白いと思う。これをホラーと称するのはちょっと微妙な気がするけど、そんなこと行ったら人狼映画は全部ホラーではないことになるね。

The Blind Side

Lawrence TaylorによってNFL事情がどう変わっていったかと、Michael Oherがどうやって活躍したかをうまく1つにまとめた感じ。

I Beat the Odds

こっちのほうがOherの日常生活だとか心持ちだとかが知れて面白い。めっちゃ自信家でたまげたなぁ...。

フランス語

Le monde fantastique d'oz

ディズニーの映画の小説化したもの? おれつえー異世界物っぽい感じがめっちゃするなあ

Rascal

あらいぐまラスカルの原作のフランス語訳。スターリングがクズで(というより1910年代の時代規範がそういうものなんでしょう)結構草。第一次大戦の時代のアメリカがよく描写されてて良いが、それをフランス語で読もうとするとアメリカの田舎っぽい単語がそのままで変な気分に。

Robin des Bois

これもディズニーの映画の小説化。ページ半分が漫画なのとすでにストーリーを完全に把握してるので、一瞬で読み終わる。

Le Casse noisette et le roi des rats

これもくるみ割り人形の小説のフランス語訳だと思う。よく知らないけど。結構不思議なストーリーだけど子供向けの本というのは概してこうでしょう。

Le Club des cinq 2

英語圏ではおなじみの五人組の子供向けシリーズらしい? 結構古いシリーズをイラストだけ新装したりしているらしく、時代背景がわかりにくい。全般的に読みやすい。

その他

異世界語入門 ~転生したけど日本語が通じなかった~

世界で最初に活字化されたDEGwer構文。